NPO法人「球翔」未来へは、子どもたちにしっかりとした野球の技術や楽しさを伝えることができる指導者の育成、及び、そのような指導者のもとで子どもたちが野球に取り組める環境を増やしていくことを目標に活動しています。
青少年や指導者への野球指導を通じ、「青少年の健全育成」、「健康増進」、「スポーツ振興」、さらには「地域コミュニティの形成」に寄与できるよう取り組んでまいります。
東京オリンピック2020をはじめ、日本では様々なスポーツにおいて少年から年配の方まで多くのアスリートが活躍しています。
特に野球については、明治期より多くの国民に親しまれているとともに、その文化は根付いており、地域コミュニティ形成等にも広く貢献している競技の一つです。野球発祥の地であるアメリカにおいて「スモールベースボール」と呼ばれるように、他国には真似できない高い技術が代々継承されてきました。
しかし、近年は少子化の影響等により、子どもの野球人口が減少するとともに、その指導者も減少しつつあります。野球人口の減少については、ボールを投げたりバットを振ったりできない公園が増加し、遊びで野球を楽しむ機会が減ったことが要因の一つとして挙げられます
そのため、子どもたちにしっかりとした野球の技術や楽しさを伝えることができる指導者の存在が必要不可欠であり、そのような指導者のもと野球に取り組める環境を増やしていくことで、野球の技術や楽しさを大人から子どもたちへ伝えることができ、今後の野球人口の増加につながるものだと考えております。
これまでの日本野球機構、日本プロ野球選手会の一員としての活動経験を踏まえ、地域行政や関係団体と連携し、非営利活動として自主的により身近な距離で、幅広い世代の方々に参画していただくことの必要性を感じたところであります。野球指導者の育成、18歳以下の子どもを対象とした野球教室等による技術向上、さらに本活動を契機として未来ある子どもたちの心身の健やかな成長、さらには家族のふれあい、地域コミュニティの形成に広く寄与したいとの思いからNPO法人 「球翔」未来へを設立しました。